英文は考えるよりパクる
英文を書こうとするとき、必死に頭で考えていませんか?誰でもやりがちなことですが、実は頭で一生懸命考えて英文にした文章は「日本語」になってしまいます。
「それは日本語だよ。」
大学生の頃約10ヶ月間シドニーに留学し、International Houseという寮に住んでいました。日本人の友達と英語に慣れるために、二人で英語で会話していました。それを通りかがりで見た香港人の友達が、笑いながらこう言いました。「何してるの?それは日本語だよ。」
私たちは、大真面目に英語の勉強をしているつもりでした。ですが、香港人の友人からは「日本語」に聞こえるようです。
英語の世界観と日本語の世界観
私が英語学を勉強していた頃、よく痛感したことがあります。それは、「英語での世界の見方」と「日本語での世界の見方」が異なるということです。
よく、onという前置詞を勉強するときに、
an apple on the table りんごがテーブルの上に置いてある
という文章を目にします。これは日本人にとってはとてもわかりやすいです。ですが、以下の文章はどうでしょうか?
an apple on the tree
「木の上に置いてあるリンゴ?」と思われるかもしれません。ですが、このパラグラフの日本語訳は、
木になっているリンゴ
という意味になります。そうです、英語だと別に木の上でも下でも「くっついていれば」同じように捉えて、前置詞のonを使用しているのです。
こういう細かいポイントで、日本語と英語では言葉の使い方、世界の見方に違いがあるのです。前置詞なども中学生で「〜に」「の上に」など、日本語で訳されて説明されてしまうと、必ずどこかで理解のズレが出てきてしまいます。(それが結局苦手意識に繋がってしまうのですが・・・)
英語を書くときはパクる
そのため、英語を書くときは、とくかくネイティブが書いた文章をパクるようにします。そのまま使えるところをパラグラフ単位で引っ張ってきます。
それはどうやってやるのでしょうか?私が過去に、外国人向けの日本文化について紹介する文章を書いたときのやり方を紹介します。
wikipediaを活用した英文の書き方
①Wikipediaで日本語で用語を検索
②Wikipediaの言語のタブで英語に切り替え
③英語で記載されている内容から、使えそうなパラグラフや文章単位でコピー
④自分が書きたい文章に上手く組み合わせて完成
このように作成した時は、翻訳会社の社長さんにも褒められるほどでした。(自分で書いた時は、けちょんけちょんに言われましたが。。。やはりネイティブの書き方は日本人にはできませんよね。)
英文は考えずにネイティブの文章から
いかがでしたでしょうか?英文を書く時のコツについて少しでもお分かりいただけましたでしょうか?
個人的なことですが、最近、Word Camp Japanで英語のボランティアを始めました。日本人のボランティアが英語に翻訳する流れで作業するそうです。私も仲間に入れていただきましたので、このコツを頭に入れて貢献して行きたいと思います!